Vol:003 HIDEYAN ✕ 猪狩秀平(HEY-SMITH)

猪狩秀平(HEY-SMITH)*HIDEYAN(Calmera)

ゲストプロフィール
猪狩秀平
HEY-SMITH(へいすみす)
メロディックパンクバンド。2006年に 大阪府豊中市で結成。メロディック・パンクにホーンセクションを加えた編成のパンクバンド。年間150本以上のライブをこなす。
活動予定は、2021年4月よりSiM × coldrain × HEY-SMITHの3バンドによる”TRIPLE AXE”。スタート。全国7ヶ所のZeppツアー”15MANIAX ONEMAN TOUR 2021″を開催決定。
2021年9月には、HEY-SMITH主催フェス”OSAKA HAZIKETEMAZARE FESTIVAL2021″ 泉大津フェニックスにて開催予定。

異質を感じた出会いから現在に至るまで、HIDEYANを古くから知る猪狩秀平(HEY-SMITH)をゲストに招き今だから話せる心境を語り尽くす。

異質との出会い

HIDEYAN : 俺が猪狩と出会ったのって高1か中3くらいのときよね。

猪狩 : そうっすね。

HIDEYAN : 俺がその当時一緒にバンドをやっていたチャーリー(OVER SKA DRIVES (*1) Gt)の弟に紹介してもらったんかな。

猪狩 : そうっすね。OVER SKA DRIVESをヒデヤくんと浜兄(チャーリー)がやっていてその弟と俺がバンドをやっていて

HIDEYAN : あとサキムキ(Mukky exHEY-SMITHのVo&Bass)もその当時いたよね?

猪狩 : そうっすね。サキムキと佐渡(HEY-SMITH Sax)もいて、いや佐渡はスタートの時いないか..後から合流って感じだったかな…

HIDEYAN : 俺が佐渡くんに会ったのは、CalmeraでHEY-SMITHのツアー(2016年STOP THE WAR TOUR)に呼んでもらった時に「初めまして」って感じやったんやけど、既にサキムキは辞めていて、その当時から付き合いが長くて知っているメンバーは猪狩くらいしか居なかったもんね。

猪狩 : あ!そうですね。まぁここまで出会ってから付き合い長い人はそうそう居ないですよね。

HIDEYAN : いないよね。自分がOVER SKA DRIVESをやっていた当時のメンバーやその周りのバンドマンで、今も自分達と同じ規模でバンド活動や音楽活動続けている人って多分いないんじゃないかなぁ~

猪狩 : ヒデヤくんあの頃から、結構異質やったんですよね。

HIDEYAN : ほんま?

猪狩 : あの当時俺がバンドを始めたてやったから、Gtボーカルとかドラムにめっちゃ目がいったんですけど、OVERSKADRIVESのライブを見たときに「ベースでめっちゃ主張してくる人おるやん。なんなん?」って思って..

HIDEYAN : (笑)え?そうやっけ?けどなんか今思い出したんやけど、高校生の猪狩が家に来たときに全く同じこと言ってた気がする。

猪狩 : え!?言ってましたっけ?

HIDEYAN : うん。漫画「特攻の拓」を読みながら言ってた気がする。

HIDEYAN & 猪狩 : (爆笑)

HIDEYAN : サキムキと猪狩とあの当時のギターの子と三人で一緒に来てくれて。

猪狩 : あれギターって誰だっけ…ジンちゃんかな…誰だろ…

HIDEYAN : 俺が当時OVERSKADRIVESで使わなくなったベースを、サキムキが気に入ってくれて「使わないなら売ってください」って流れから、ベースレッスンしてくださいって話になってレッスンの際にサキムキと猪狩とジンちゃんかな?の3人で俺の実家に来てくれて、その時に猪狩が「ヒデヤくんってステージで全然動かないのに、むっちゃベースの主張強いですよね」って言ってきて

猪狩 : え!むちゃくちゃ失礼なやつやん俺….(笑)

HIDEYAN : (笑)いやいやその当時も今と同じくらい爆笑した(笑)「ちょ..猪狩ほんまそういう事言うよな~(笑)」って感じで嫌な気も一切しなかったけどね。俺の中ではあの当時から、今の印象も変わらないし(笑)特攻の拓を読みながらのこの一連の流れは今でも記憶に残ってる(笑)

猪狩 : 横でサキムキがレッスンしてるのにね。

HIDEYAN : けどサキムキ全然俺のレッスンしてる内容を聞いてくれへんから…(笑)

HIDEYAN & 猪狩 : (爆笑)

HIDEYAN : けどそんな印象持ってくれてたんやね~

猪狩 : なんか異質で。俺もバンドも始めたてっていうのもあって、普段ベースに目が行くことなかったから、ヒデヤくんのベースをライブで聞いたとき「こんなにいっぱいベースの音鳴ってるんや」って思って。コードにあるルートの音+ちょっと音あるくらいやっていう認識を当時聞いていた音楽にはもっていたので

HIDEYAN : あの当時の流行っていた音楽は特にそんな感じやったもんね。

猪狩 : あの流行っていた音楽って、そんなにランニングベースとかなかったけど、ヒデヤくんのベースって、ガンガン弾いていっぱい音があってドラムとベースしか聞こえない的な。

HIDEYAN : (笑)

猪狩 : 逆にギターがなんか「ンチャンチャ」言うてるだけやなっていう感覚になって、ベースおもろいなって感じて。一緒にバンドをやっていたサキムキに「ヒデヤくんに習ってみたら面白いんじゃない?」って言ったのをなんか覚えてるんですよね。

HIDEYAN : サキムキがレッスンに来た時の会話で覚えてる言葉があって、「僕、歌も歌うのでそんな難しいのは弾けないから、簡単で目立つやつ教えて下さいって」言ってた(笑)

猪狩 : (笑)なるほど。的を得てますよね。簡単で目立つやつ。